戀のウタ
「ねぇ山内、この後ヒマ?」
「どうした、急に?」
「ファミレスで晩御飯しよ。私、もっとミチルと恭介君の話聞きたい」
里奈はもう少し山内と一緒に居たいという気持ちを尤もらしい理由にカモフラージュして誘った。
誘われた山内は少し意外そうな顔をしたがすぐに首を縦に振って笑う。
「いーけど俺今月ピンチ」
「いいよ、1品ぐらい奢ってあげるから」
「マジで?気前いいな」
「上限500円までね」
「500円じゃサイドメニュー止まりじゃん」
「奢りなんだから文句言わないの」
山内は奢りという言葉に目を輝かせるが金額を聞いてすぐに文句を言う。
現金だなぁと里奈は思うが不思議と不快感は無かった。
「ねぇ、やっぱりミチルと恭介君、いつも通りにしてあげたい。手助けしてあげたい」
2人並んで歩いて昇降口に辿り着くと里奈はそう言う。
山内は黙って聞いた。
「どうした、急に?」
「ファミレスで晩御飯しよ。私、もっとミチルと恭介君の話聞きたい」
里奈はもう少し山内と一緒に居たいという気持ちを尤もらしい理由にカモフラージュして誘った。
誘われた山内は少し意外そうな顔をしたがすぐに首を縦に振って笑う。
「いーけど俺今月ピンチ」
「いいよ、1品ぐらい奢ってあげるから」
「マジで?気前いいな」
「上限500円までね」
「500円じゃサイドメニュー止まりじゃん」
「奢りなんだから文句言わないの」
山内は奢りという言葉に目を輝かせるが金額を聞いてすぐに文句を言う。
現金だなぁと里奈は思うが不思議と不快感は無かった。
「ねぇ、やっぱりミチルと恭介君、いつも通りにしてあげたい。手助けしてあげたい」
2人並んで歩いて昇降口に辿り着くと里奈はそう言う。
山内は黙って聞いた。