戀のウタ
「ミチル!!」
「恭介!?何なの――…」
「警備チームは何やってんだ!」
突然現れたアタシに恭介が驚きの声を上げる。
それと同時に輪から離れた位置にいたこの場の責任者らしき男が忌々しげに毒吐いた。
「待って!今助ける!」
「ミチル、近寄っちゃ駄目だ!」
アタシが恭介に向かって走り出すと恭介を囲んでいた黒尽くめの男達が一斉にアタシに向かってきた。
舐めないでよ、今までアタシが恭介を守ってきたんだから!
空手だって8年も続けてるんだから勝てなくても恭介を救い出す時間ぐらい稼げる!
アタシは下っ腹に力を込め構える。
最初に3人の男が迫った。
アタシは十分に間合いを取ると最初の一撃を――…
打ち込む前に黒尽くめの男達よりも向こうにいたはずの恭介がアタシの目の前に現れる。
まるで瞬間移動をしたようにいきなり現れた恭介は目で追えないぐらい早い回し蹴りで一気に3人の男を薙ぎ払った。
「恭介!?何なの――…」
「警備チームは何やってんだ!」
突然現れたアタシに恭介が驚きの声を上げる。
それと同時に輪から離れた位置にいたこの場の責任者らしき男が忌々しげに毒吐いた。
「待って!今助ける!」
「ミチル、近寄っちゃ駄目だ!」
アタシが恭介に向かって走り出すと恭介を囲んでいた黒尽くめの男達が一斉にアタシに向かってきた。
舐めないでよ、今までアタシが恭介を守ってきたんだから!
空手だって8年も続けてるんだから勝てなくても恭介を救い出す時間ぐらい稼げる!
アタシは下っ腹に力を込め構える。
最初に3人の男が迫った。
アタシは十分に間合いを取ると最初の一撃を――…
打ち込む前に黒尽くめの男達よりも向こうにいたはずの恭介がアタシの目の前に現れる。
まるで瞬間移動をしたようにいきなり現れた恭介は目で追えないぐらい早い回し蹴りで一気に3人の男を薙ぎ払った。