戀のウタ
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「ミチル、1時間目サボんの?」
「あれ、恭介くんのとこにメール行ってなかったの?」
始業のチャイムまでもうすぐで朝のざわめきが響く教室。
自分の席に着いてバッグの中から1時間目の数学の教科書を出していると先に来てた御手洗が俺の席までやってきて携帯電話を見せてくれた。
ディスプレイに表示されているメールはミチルからで今日の1時間目は体調不良で行けない、2時間目から出るという内容のメールだ。
(やっぱり昨日もらった一撃がきつかったんだ…。
ミチル空手やってたけどやっぱ女の子だし…)
昨日のことを思い出して、いつのもの時間まで待っていても来なかったのはそういう理由かと1人納得する。
だけどいつもならこういう時って俺にメールするんだけどな。
納得はいくけど何故だかもやっとする胸の中に気付いた。
「やっぱり…」
「「やっぱり」…何?」
思わず漏れた言葉を御手洗が目敏く拾う。
お袋もそうだけどこういう時の女の反応って早いよなぁと思いながら俺は「なんでもない」と首を横に振っておいた。
そして腕時計の時間を確認するとチャイムまであと3分ほど。
「ミチル、1時間目サボんの?」
「あれ、恭介くんのとこにメール行ってなかったの?」
始業のチャイムまでもうすぐで朝のざわめきが響く教室。
自分の席に着いてバッグの中から1時間目の数学の教科書を出していると先に来てた御手洗が俺の席までやってきて携帯電話を見せてくれた。
ディスプレイに表示されているメールはミチルからで今日の1時間目は体調不良で行けない、2時間目から出るという内容のメールだ。
(やっぱり昨日もらった一撃がきつかったんだ…。
ミチル空手やってたけどやっぱ女の子だし…)
昨日のことを思い出して、いつのもの時間まで待っていても来なかったのはそういう理由かと1人納得する。
だけどいつもならこういう時って俺にメールするんだけどな。
納得はいくけど何故だかもやっとする胸の中に気付いた。
「やっぱり…」
「「やっぱり」…何?」
思わず漏れた言葉を御手洗が目敏く拾う。
お袋もそうだけどこういう時の女の反応って早いよなぁと思いながら俺は「なんでもない」と首を横に振っておいた。
そして腕時計の時間を確認するとチャイムまであと3分ほど。