戀のウタ



 今朝の風景を思い出す。

 遠くに見えるキラキラと光る水平線。

 穏やかな太陽の光と仄かに水分を含んだ朝の空気。



 とても綺麗だと思って出かけたのに今朝見た鮮やかな色彩はミチルの蔭りと同じく色を失った。


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