戀のウタ
愁にぃ
6時間目は体調不良という事でそのまま荷物をまとめて帰った。
重い気持ちに比例して重くなった体を叱咤してやっとの思いで家に帰り2階の自分の部屋に上がる。
アタシは制服も着替えずそのままベッドの上に身を投げ出した。
昨日の晩と同じようにベッドに寝転んだままじっと天井を眺める。
昨日の晩に考えたのは「恭介がアンドロイドだとしてアタシはどうするべきか」。
そして今考えているのは「アンドロイド以前にアタイは恭介とどう接するべきか」に変わっていた。
正直言って恭介がアンドロイドかどうかというのはアタシの中ではそんなに重要な項目になっていなかった。
というより重要度が下がったと言った方がいいかもしれない。
そんな事よりも保健室での出来事の方が重要だから。
学校から帰ってずっと考えていて考えることに疲れたアタシは目を閉じる。
保健室のアイボリー色のカーテンが瞼の裏にちらつく。
それを追うように抱きしめる恭介の腕を思い出した。
ぎゅっと力強く、自分にはない服越しでも分かる硬い筋肉。
そして、触れた唇。
重い気持ちに比例して重くなった体を叱咤してやっとの思いで家に帰り2階の自分の部屋に上がる。
アタシは制服も着替えずそのままベッドの上に身を投げ出した。
昨日の晩と同じようにベッドに寝転んだままじっと天井を眺める。
昨日の晩に考えたのは「恭介がアンドロイドだとしてアタシはどうするべきか」。
そして今考えているのは「アンドロイド以前にアタイは恭介とどう接するべきか」に変わっていた。
正直言って恭介がアンドロイドかどうかというのはアタシの中ではそんなに重要な項目になっていなかった。
というより重要度が下がったと言った方がいいかもしれない。
そんな事よりも保健室での出来事の方が重要だから。
学校から帰ってずっと考えていて考えることに疲れたアタシは目を閉じる。
保健室のアイボリー色のカーテンが瞼の裏にちらつく。
それを追うように抱きしめる恭介の腕を思い出した。
ぎゅっと力強く、自分にはない服越しでも分かる硬い筋肉。
そして、触れた唇。