授かったら、エリート弁護士の愛が深まりました
「今日は誕生日でも記念日でもないのに、なんだかすみません。色々ありがとうございました。さっき買ってもらったワンピース、早く着てみたくてウズウズしてます」
たまたま入った店で売っていた細かなラメが入っている白いワンピースが目に留まり、ただ見ていただけなのに『君がこれを着ているところが見たくなったな』と、黒川さんは戸惑う私を横目に値段も見ずにレジへ持って行ってしまった。
「ああ、後で家に帰ったら一番最初に俺に見せてくれないか? 可愛い恋人を仕立て上げるのも気分がいいな」
か、可愛い恋人……って。
黒川さんは海外で生活をしていたこともあってか、ときどきサラッと大胆な発言をする。それがどれだけ私を翻弄させるか、たぶん彼は気づいてない。
「本当は……聖子の家に行ってからちょっとだけ寂しいなって思ってたんです。でも黒川さんと買い物しているうちに気分が晴れました」
「寂しい?」
「ええ、学生時代はお互いに馬鹿やって子どもみたいにはしゃいで、お互いの家にお泊りにも行ったことあるんですよ、他愛のないことを夜通しおしゃべりして……」
たまたま入った店で売っていた細かなラメが入っている白いワンピースが目に留まり、ただ見ていただけなのに『君がこれを着ているところが見たくなったな』と、黒川さんは戸惑う私を横目に値段も見ずにレジへ持って行ってしまった。
「ああ、後で家に帰ったら一番最初に俺に見せてくれないか? 可愛い恋人を仕立て上げるのも気分がいいな」
か、可愛い恋人……って。
黒川さんは海外で生活をしていたこともあってか、ときどきサラッと大胆な発言をする。それがどれだけ私を翻弄させるか、たぶん彼は気づいてない。
「本当は……聖子の家に行ってからちょっとだけ寂しいなって思ってたんです。でも黒川さんと買い物しているうちに気分が晴れました」
「寂しい?」
「ええ、学生時代はお互いに馬鹿やって子どもみたいにはしゃいで、お互いの家にお泊りにも行ったことあるんですよ、他愛のないことを夜通しおしゃべりして……」