君にまつわるエトセトラ【完】
Room13.幸せの在り処
あれから、私と葛城くんはなんだかんだ仲良くやっている。
寝るときはお互いの部屋を行き来するようにもなった。
幸せだ。
そんな何気ないことだけでも、葛城くんに愛されてるんだな、ってつくづく思う。
「なに、にやけてんの?」
私がモグモグしながら朝ごはんを食べていると、向かいに座っている葛城くんが私の口元を触った。