君にまつわるエトセトラ【完】
Room3.落ち着く存在
お互いに土日休みということで、私は日曜に引っ越すことに決めた。
最初は土曜にしようかと思ったが、土曜は葛城くんが引っ越す日だったようなので、日にちをズラした。
元々契約更新を渋っていて、新しいところを探していたのでちょうどよかった。
引越し業者さんに色々指示を出していると、その後ろから葛城くんがひょっこり現れた。
「会社からも近いし、いいっしょ?」
「うん、いいね」