君にまつわるエトセトラ【完】
Room5.読めない心の内



「じゃ、俺行ってくるわ」


「うん、いってらっしゃい」



すっかり涼しくなり、夏のあの暑さが嘘のような過ごしやすい気候になっていた。


休日にも関わらず、葛城くんはジャケットを羽織り、比較的キチッとした格好で外に出た。



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