続・隣人はクールな同期でした。
いきなりだったから
一瞬驚いたようだが
目を閉じ受け入れてくれたから
離れてはまた、キスをした。
こんな場所で
こんな事をすれば
男の事情も黙っていないワケで…
「コレ以上はマズイ。
止められなくなる…」
「え…」
「抱きたくなる」
「え!?」
ムードも何もぶち壊しだ。
それでも思ったモノは仕方ない。
「ヤベェな…」
歯止めが利かなくなりそうだったから
とりあえずベッドから離れ
椅子に座って一呼吸。
セツナとは違う意味でドキドキするな…
「ジン…
アタシを抱きたいと思ったの?」
「はぁ?」
キョトンとした顔で
急に何を言い出すんだコイツは。
「アタシとするのがイヤなのかと…」
「なッ、アホか!?
んなワケねぇだろ!
こっちは毎日散々我慢してんだよ。
手術したばっかだから
手を出すワケにはいかねぇし…」
おいおいおい。
何を言わせんだよ。
こんな事を自分で言ってて恥ずかしいわ。
「そっか…
そうだったんだ…
だから…か」
『なるほど…』なんて妙な納得をされたが
『だから』って何の話だ?