【短】俺でいっぱいになればいいのに
突然、君が気がついたように、キョロキョロと辺りを見回した。
「あれ、大和は、どうしたんですか?」
俺の背の方が高いから、どうしても上目遣いで、聞いてくる君が、なんとも可愛らしい。
そんな君が呼び捨てで呼んだ男の名前。
大和、君の幼馴染、俺の親友。
・・・・・・それが、君と俺の唯一の接点だ。
「ああ、アイツなら、俺置いて、さっさと学校行ったよ」
肝心の大和は、俺にLINEすることもなく、雪が降っているからと、3本も早い電車に乗って行ってしまった。
駅にいないことに気がついた俺が、連絡を取って、やっと慌てたように謝ってきた。
用意がいいのだか、悪いのだかわからない。
とりあえず、アイツはアホだということは分かった。
「あれ、大和は、どうしたんですか?」
俺の背の方が高いから、どうしても上目遣いで、聞いてくる君が、なんとも可愛らしい。
そんな君が呼び捨てで呼んだ男の名前。
大和、君の幼馴染、俺の親友。
・・・・・・それが、君と俺の唯一の接点だ。
「ああ、アイツなら、俺置いて、さっさと学校行ったよ」
肝心の大和は、俺にLINEすることもなく、雪が降っているからと、3本も早い電車に乗って行ってしまった。
駅にいないことに気がついた俺が、連絡を取って、やっと慌てたように謝ってきた。
用意がいいのだか、悪いのだかわからない。
とりあえず、アイツはアホだということは分かった。