ピュアな君に俺は恋をした
会場につきマイクを持って

「瞳ちゃんステージへ」

ステージに連れてきてもらった
そしてスポットライトを当て
洸から預かった手紙を呼んだ

「瞳ちゃん…本当は洸が読むんだけど…
恥かしいからって…俺が代わりに
読むから…」

俺は涙が出てくるのを我慢して読んだ

「瞳…俺と出逢ってくれてありがとう
この4月1日を忘れない
君に出逢わせてくれた神様に感謝してる
君に出逢わなかったら人間として
生きられなかった
君が俺の冷たい心を溶かしてくれた
これからは守とそしてお腹の子を
守り続けるから
お腹の子の名前勝手に決めたから
希望の希で男の子ならのぞむ
そして女の子ならのぞみにする
これからもよろしくお願いします」

読み終わると俺の肩をポンとされた
振り向くと洸がいた
小さな声で

「徹ありがとう
これから瞳達をよろしく」

俺は声をかけようとしたが…
洸はステージに上がった

俺は涙が出て洸が見えなかった

「瞳…ありがとう」

と声が聞こえた

それと同時に会場から拍手が聞こえた

涙が止まらない

そして…洸が崩れた

「洸!」

ステージに上がり

倒れた洸を抱きしめ

「洸!今救急車がくるから」

「いつの間に…」

「洸さん…どうしたんですか⁇
病気ですか⁇」

「大丈夫だ瞳
疲れただけだ…」

「疲れただけですか⁇」

「そうだよ…」

俺は泣くしかなかった…

そして洸は搬送された








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