ピュアな君に俺は恋をした
5年後


「パパ〜ママ〜こっち
早く早く」

「早く〜」

二人の男の子が走っている


今日は4月1日

二人が出逢った日

「パパここだよね⁇」

「あ〜」

「洸さん⁇どうして毎年ここに
来るんですか⁇」

「この4月1日は大切な日だからね」

「大切な日だからですね」

毎年瞳は同じ事を聞く

「瞳…これを置いて」

花束を瞳に渡した

瞳は

「ここでいいですか⁇」

不安そうだ

「いいよ」

俺は心の中で

「洸⁇どうしてる⁇
また大きくなっただろう
守と希(のぞむ)大変だぞヤンチャになって
相変わらず瞳ちゃんは可愛いぞ
嫉妬するなよ!」

「洸さん涙が出てますよ」

涙を拭いてくれた

「ありがとう」






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