【女の事件】白紙委任
第10話
「義母さま!!大変です!!ニュース速報が入りました!!義母さま!!」
11月24日の朝7時頃のことであった。
まさはるの妻が血相を変えてまさゆきの実家へ飛び込んで来た。
この時、家の中にいたのはしほだけであった。
しほは、顔色がものすごく悪いのでパートを休んでいた。
まさはるの妻は、血相を変えて家の中に飛び込んだ後、右手に持っていた週刊誌をしほに手渡した。
「義母さま!!急いでフセンシが貼っているページを開いてください!!まさゆきさんの職場のフショウジがトップページに出ています!!急いで!!」
「わかったよぉ…」
しほが週刊誌でフセンシが貼っているページを開いた。
まさはるの妻が言っていた記事が書かれていた。
そしたら…
仙台市内のマージャン店で、まさゆきが銀行のバッジをつけた背広を着て、派手なシャツの男3人と一緒にかけマージャンをしていた写真が写っていた。
それを見たしほは、顔が青ざめた。
「まさゆき…まさゆきが…ウソでしょ…」
この時あったが、まさはるの妻がくすんくすんと泣き出した。
「義母さま…義母さま…あのね…他にも…くすんくすんくすんくすん…くすんくすんくすんくすん…」
「他にも?」
「あのね…まさゆきさんが…仙台の中心部の酒場街で…制服…くすんくすんくすんくすん…くすんくすんくすんくすん…」
まさはるの妻がくすんくすんと泣いていたので、しほはくわしいことが聞けずにコンワクしていた。
仙台の中心部で…
制服…
一体、どういうわけなの…
しほがますます困惑しているところへ、うぐいす色のプッシュホンがけたたましいベルを鳴らしていた。
しほは、おそるおそる電話に出た。
電話は、ソウジのパートの女性からであった。
「もしもし…」
『しほさんかい…もしもし…一体何があったのかい?』
「もしもし…」
『もしもし…今週の週刊誌の記事のことだけど…うわさは本当なのかい…』
「嫁から聞きました…まさゆきが職場放棄をした後にかけマージャンをしていたことが…週刊誌の記事に…しかも、トップページで…」
『困ったわね…しほさん…しほさんに言いにくい話なんだけども…』
「言いにくい話…」
『あのね…うちの近所で暮らしているモリトさんの家の娘さんが…昨夜…レイプされたあと殺されたみたいよ…』
「ええ!!モリトさんの娘さんがレイプ殺人事件に巻き込まれたって本当ですか!?」
『うん…それもサイアクなのよ…』
「サイアク…」
『モリトさんの娘さん…昨夜、国分町通りにひとりぼっちでいたのよ…その時に…銀行のバッジをつけた背広を着ていた男と派手なシャツを着た男のグループ3人が声をかけたのよ…その後、行方不明になったのよ…』
「行方不明になった…」
ソウジのパートの女性は、この後しくしく泣きながらしほに言うた。
『しほさん…モリトさんの娘さんが…今朝早くに…遺体で発見されたわよ。』
「……………」
『モリトさんの娘さんね…葛岡の霊園の公園の敷地内に置き去りにされたの…』
「置き去りにされた…」
『モリトさんの娘さん…まだ中学1年なのよ…レイプされて殺された…娘さんの大事な人生が奪われたのよ!!』
「そんな…」
しほは、電話中にめまいを起こして倒れた。
「義母さま…義母さま…義母さま!!」
しほは、まさゆきにレイプ殺人事件の容疑がかけられる恐れが出たことを聞いたので、気持ちがさらにヒヘイしていた。
その頃であった。
しほのダンナが白石市のゴルフ場で知人のやくざの組長と一緒にいたところを居合わせたやくざの男数人に取り囲まれた後、トカレフで撃たれて殺された。
ドラマは、破局へ向かって突き進んでゆく。
11月24日の朝7時頃のことであった。
まさはるの妻が血相を変えてまさゆきの実家へ飛び込んで来た。
この時、家の中にいたのはしほだけであった。
しほは、顔色がものすごく悪いのでパートを休んでいた。
まさはるの妻は、血相を変えて家の中に飛び込んだ後、右手に持っていた週刊誌をしほに手渡した。
「義母さま!!急いでフセンシが貼っているページを開いてください!!まさゆきさんの職場のフショウジがトップページに出ています!!急いで!!」
「わかったよぉ…」
しほが週刊誌でフセンシが貼っているページを開いた。
まさはるの妻が言っていた記事が書かれていた。
そしたら…
仙台市内のマージャン店で、まさゆきが銀行のバッジをつけた背広を着て、派手なシャツの男3人と一緒にかけマージャンをしていた写真が写っていた。
それを見たしほは、顔が青ざめた。
「まさゆき…まさゆきが…ウソでしょ…」
この時あったが、まさはるの妻がくすんくすんと泣き出した。
「義母さま…義母さま…あのね…他にも…くすんくすんくすんくすん…くすんくすんくすんくすん…」
「他にも?」
「あのね…まさゆきさんが…仙台の中心部の酒場街で…制服…くすんくすんくすんくすん…くすんくすんくすんくすん…」
まさはるの妻がくすんくすんと泣いていたので、しほはくわしいことが聞けずにコンワクしていた。
仙台の中心部で…
制服…
一体、どういうわけなの…
しほがますます困惑しているところへ、うぐいす色のプッシュホンがけたたましいベルを鳴らしていた。
しほは、おそるおそる電話に出た。
電話は、ソウジのパートの女性からであった。
「もしもし…」
『しほさんかい…もしもし…一体何があったのかい?』
「もしもし…」
『もしもし…今週の週刊誌の記事のことだけど…うわさは本当なのかい…』
「嫁から聞きました…まさゆきが職場放棄をした後にかけマージャンをしていたことが…週刊誌の記事に…しかも、トップページで…」
『困ったわね…しほさん…しほさんに言いにくい話なんだけども…』
「言いにくい話…」
『あのね…うちの近所で暮らしているモリトさんの家の娘さんが…昨夜…レイプされたあと殺されたみたいよ…』
「ええ!!モリトさんの娘さんがレイプ殺人事件に巻き込まれたって本当ですか!?」
『うん…それもサイアクなのよ…』
「サイアク…」
『モリトさんの娘さん…昨夜、国分町通りにひとりぼっちでいたのよ…その時に…銀行のバッジをつけた背広を着ていた男と派手なシャツを着た男のグループ3人が声をかけたのよ…その後、行方不明になったのよ…』
「行方不明になった…」
ソウジのパートの女性は、この後しくしく泣きながらしほに言うた。
『しほさん…モリトさんの娘さんが…今朝早くに…遺体で発見されたわよ。』
「……………」
『モリトさんの娘さんね…葛岡の霊園の公園の敷地内に置き去りにされたの…』
「置き去りにされた…」
『モリトさんの娘さん…まだ中学1年なのよ…レイプされて殺された…娘さんの大事な人生が奪われたのよ!!』
「そんな…」
しほは、電話中にめまいを起こして倒れた。
「義母さま…義母さま…義母さま!!」
しほは、まさゆきにレイプ殺人事件の容疑がかけられる恐れが出たことを聞いたので、気持ちがさらにヒヘイしていた。
その頃であった。
しほのダンナが白石市のゴルフ場で知人のやくざの組長と一緒にいたところを居合わせたやくざの男数人に取り囲まれた後、トカレフで撃たれて殺された。
ドラマは、破局へ向かって突き進んでゆく。