【女の事件】白紙委任
第9話
11月19日の朝方のことであった。
まさはるの妻は、郵便ポストの中にあった郵便物を取り出したあと、家の中に入った。
郵便物を分けていたまさはるの妻は、まさはる宛てのクレジットカード会社の親展書が気になったので、勝手にあけた。
この時、高額な請求が来ていたので、まさはるの妻は顔が青ざめた。
親展書を勝手にあけた妻は、まさはるに詰めよって行った。
請求の内容は、オンラインゲームで購入した高額なアイテム代であった。
まさはるの妻は、どうしてオンラインゲームの高額なアイテムを買ったのかを問い詰めた。
まさはるは、身におぼえがないと言うて否定したので大ゲンカになった。
キーッ!!何なのよ一体!!
ダンナが身におぼえがないと言うて抵抗しているから…
許さない!!
まさはるの妻は、怒り心頭になっていたので、冷静に物事を考えることができなくなった。
怒り心頭になっているまさはるの妻は、まさゆきの実家へ行って、実家の義父母と大ゲンカを起こしてやると激怒していた。
ところ変わって、まさゆきの実家の居間にて…
実家の居間にしほがいたので、まさはるの妻はしほに怒りをぶつけた。
「義母さま!!アタシはものすごく怒り心頭になっているから、この家を壊しに来たわよ!!」
「(まさはるの妻)さん、おちついてよぉ…アタシも困っているのよぉ。」
「どんなにいいわけをならべてもダメよ!!ダンナは身におぼえがないと一点張りになっているから思いきりキレているのよ!!」
「こっちも身におぼえがない請求が来ているので、困っているのよぉ…」
「キーッ!!何なのかしら義母さま!!この家を壊してやる!!」
(ジリリリリリン!!ジリリリリリン!!ジリリリリリン!!ジリリリリリン!!)
この時であった。
うぐいす色のプッシュホンのベルがひっきりなしに鳴っていた。
「電話…」
「お願い…信販会社だったら、アタシは外出中と言っておいて!!」
まさはるの妻が電話に出た。
電話は、まさゆきが勤務していた職場の銀行の出張所からであった。
「もしもし…まさゆきの家はうちですが…どちら様でしょうか…銀行の出張所…あの~…うちに何のご用で電話をかけて来たのでしょうか…まさゆきを出せとはどういうわけなのかしら!?あんたの泣き言なんか聞きたくないわよ!!人の話を聞きなさいよ!!」
電話口の向こうでは、上司の男性がしくしくと泣きながら『まさゆきさんを出してほしい…まさゆきさんがやめるのだったら、まさゆきさんに今まで任せていたお仕事を後任に引き継ぎをしてください…』と言うた。
それを聞いたまさはるの妻は『あんた頭がいかれているみたいねぇ~病院へ行って頭みてもらったら~』と冷めた声で言うて、ガチャーンと電話を切った。
まさはるの妻は、しほに対して『ダンナのクレジットカードを無断で使用したのは義父に違いないわ!!許さないわよ!!』と怒鳴りけたあと、ドカバキの大ゲンカを起こした。
家はさらに危険な状態におちいった。
「おっ、リーチだ…よし、勝負だ!!」
ところ変わって、稲荷小路の通りにあるマージャン店にて…
職場放棄をしたまさゆきは、マージャン店にいて派手なシャツを着た男のグループ3人とカケマージャンにのめり込んでいた。
まさゆきは、銀行のバッジをつけた背広姿を着て、派手なシャツを着た男のグループ3人と一緒にほぼ24時間かけマージャンに夢中になっていた。
「テンパイ!!」
「テンパイ!!」
「オレもテンパイ!!」
「そうら…キュウレンポウトウ!!」
「ヒェー!!まさゆきにやられた…」
それから2時間後のことであった。
4人は、たばこをくゆらせてビールをのみながら、脂っこい丼ものを食べながらマージャンを続けていた。
この時、まさゆきの向かい側に座っている男が丼ものを食べながらまさゆきに言うた。
「いいのかまさゆき…」
「何がだ?」
「お前、いつまで職場放棄を続けて行くのだ?」
「いつまで続けるって、永遠に続けてゆくよ…」
「フクショクしないか?」
「しない…あの銀行は…契約社員として働いていた場所だよ…なにが自分の仕事にほこりを持てだ…あの上司(バカ)はなにを言うているのだか…お給料が極力少ない…結婚したくても、契約社員は雇用形態が不安定だからできない…本店で正社員勤務なんてうそっぱちだよ!!」
「それじゃあ、何で契約社員になったのだ?」
「仕方なく…」
「仕方なく…契約社員になった?」
「そうだよ。」
まさゆきは、のみかけのビールを全部のんでから男たちにこう言うた。
「オレが医大の受験に6度失敗して、ジボウジキにおちいっていた時、母の親族の知人の紹介で銀行の契約社員になった…それからオレは、市内の出張所をつないで働いて来た…少ないお給料でもガマンして働いて来た…だけど、どんなにがんばってもお給料はすえおきのまま…結婚したくても、お給料が少ないからできない…オレはガマンしていたのだよ…ガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンして…ガマンして契約社員で通していたのに、正社員になれなかった…ふざけているよ全く!!」
「そうだな…ふざけているよな…そんな会社…」
「オレもそう思う…」
「オレも…」
「もういいじゃねえかよ…ここはマージャンを楽しむ場所なんだぜ…マージャンを楽しもうぜ…」
「そうだな…」
「次の勝負をしようぜ…」
(ジャラジャラジャラ!!ジャラジャラジャラ!!)
このあと、4人はカケマージャンを再開した。
まさはるの妻は、郵便ポストの中にあった郵便物を取り出したあと、家の中に入った。
郵便物を分けていたまさはるの妻は、まさはる宛てのクレジットカード会社の親展書が気になったので、勝手にあけた。
この時、高額な請求が来ていたので、まさはるの妻は顔が青ざめた。
親展書を勝手にあけた妻は、まさはるに詰めよって行った。
請求の内容は、オンラインゲームで購入した高額なアイテム代であった。
まさはるの妻は、どうしてオンラインゲームの高額なアイテムを買ったのかを問い詰めた。
まさはるは、身におぼえがないと言うて否定したので大ゲンカになった。
キーッ!!何なのよ一体!!
ダンナが身におぼえがないと言うて抵抗しているから…
許さない!!
まさはるの妻は、怒り心頭になっていたので、冷静に物事を考えることができなくなった。
怒り心頭になっているまさはるの妻は、まさゆきの実家へ行って、実家の義父母と大ゲンカを起こしてやると激怒していた。
ところ変わって、まさゆきの実家の居間にて…
実家の居間にしほがいたので、まさはるの妻はしほに怒りをぶつけた。
「義母さま!!アタシはものすごく怒り心頭になっているから、この家を壊しに来たわよ!!」
「(まさはるの妻)さん、おちついてよぉ…アタシも困っているのよぉ。」
「どんなにいいわけをならべてもダメよ!!ダンナは身におぼえがないと一点張りになっているから思いきりキレているのよ!!」
「こっちも身におぼえがない請求が来ているので、困っているのよぉ…」
「キーッ!!何なのかしら義母さま!!この家を壊してやる!!」
(ジリリリリリン!!ジリリリリリン!!ジリリリリリン!!ジリリリリリン!!)
この時であった。
うぐいす色のプッシュホンのベルがひっきりなしに鳴っていた。
「電話…」
「お願い…信販会社だったら、アタシは外出中と言っておいて!!」
まさはるの妻が電話に出た。
電話は、まさゆきが勤務していた職場の銀行の出張所からであった。
「もしもし…まさゆきの家はうちですが…どちら様でしょうか…銀行の出張所…あの~…うちに何のご用で電話をかけて来たのでしょうか…まさゆきを出せとはどういうわけなのかしら!?あんたの泣き言なんか聞きたくないわよ!!人の話を聞きなさいよ!!」
電話口の向こうでは、上司の男性がしくしくと泣きながら『まさゆきさんを出してほしい…まさゆきさんがやめるのだったら、まさゆきさんに今まで任せていたお仕事を後任に引き継ぎをしてください…』と言うた。
それを聞いたまさはるの妻は『あんた頭がいかれているみたいねぇ~病院へ行って頭みてもらったら~』と冷めた声で言うて、ガチャーンと電話を切った。
まさはるの妻は、しほに対して『ダンナのクレジットカードを無断で使用したのは義父に違いないわ!!許さないわよ!!』と怒鳴りけたあと、ドカバキの大ゲンカを起こした。
家はさらに危険な状態におちいった。
「おっ、リーチだ…よし、勝負だ!!」
ところ変わって、稲荷小路の通りにあるマージャン店にて…
職場放棄をしたまさゆきは、マージャン店にいて派手なシャツを着た男のグループ3人とカケマージャンにのめり込んでいた。
まさゆきは、銀行のバッジをつけた背広姿を着て、派手なシャツを着た男のグループ3人と一緒にほぼ24時間かけマージャンに夢中になっていた。
「テンパイ!!」
「テンパイ!!」
「オレもテンパイ!!」
「そうら…キュウレンポウトウ!!」
「ヒェー!!まさゆきにやられた…」
それから2時間後のことであった。
4人は、たばこをくゆらせてビールをのみながら、脂っこい丼ものを食べながらマージャンを続けていた。
この時、まさゆきの向かい側に座っている男が丼ものを食べながらまさゆきに言うた。
「いいのかまさゆき…」
「何がだ?」
「お前、いつまで職場放棄を続けて行くのだ?」
「いつまで続けるって、永遠に続けてゆくよ…」
「フクショクしないか?」
「しない…あの銀行は…契約社員として働いていた場所だよ…なにが自分の仕事にほこりを持てだ…あの上司(バカ)はなにを言うているのだか…お給料が極力少ない…結婚したくても、契約社員は雇用形態が不安定だからできない…本店で正社員勤務なんてうそっぱちだよ!!」
「それじゃあ、何で契約社員になったのだ?」
「仕方なく…」
「仕方なく…契約社員になった?」
「そうだよ。」
まさゆきは、のみかけのビールを全部のんでから男たちにこう言うた。
「オレが医大の受験に6度失敗して、ジボウジキにおちいっていた時、母の親族の知人の紹介で銀行の契約社員になった…それからオレは、市内の出張所をつないで働いて来た…少ないお給料でもガマンして働いて来た…だけど、どんなにがんばってもお給料はすえおきのまま…結婚したくても、お給料が少ないからできない…オレはガマンしていたのだよ…ガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンして…ガマンして契約社員で通していたのに、正社員になれなかった…ふざけているよ全く!!」
「そうだな…ふざけているよな…そんな会社…」
「オレもそう思う…」
「オレも…」
「もういいじゃねえかよ…ここはマージャンを楽しむ場所なんだぜ…マージャンを楽しもうぜ…」
「そうだな…」
「次の勝負をしようぜ…」
(ジャラジャラジャラ!!ジャラジャラジャラ!!)
このあと、4人はカケマージャンを再開した。