悪役令嬢って何をすればいいんだっけ～破滅フラグは全力で回避します～
私と弟にお兄様は朝ご飯を食べ終わると屋敷の図書室に行って本を読み始めた。

私は絵本をたくさん読んで弟の好感度を上げる作戦にでた！

絵本を十冊ほど読み終わったころ隣の弟は眠ってしまっていた。

「ヤードはカーディが優しくておおはしゃぎだね」

「私がヤードを大好きだってヤードは解ってくれたでしょうか？」

「勿論だよ。カーディ！」

お兄様は優しく私の頭を撫でてくれた。

私はお兄様に笑顔をむけると自分の膝にかけていた膝掛けを弟にかけた。

この図書室はでかい。

私は弟が眠ってしまったので読みたいかった本を探しに歩き出した。

私の前世の仕事は医療会社の研究員。

植物の本を探そう。

この世界で薬を作ることができたなら、私は食べ物に困ることはないと思う。

頑張らないと。

たぶん物語が始まるのは私が十六〜七歳の頃だろう。

後十年そこそこで私はなんでもできるようにならなきゃならない。

大丈夫だ‼　私の前世は四十越え………頭脳は大人だ。

私は植物の本を熱心に見つめた。

よかった！　地球にある植物もたくさんある！

魔法を持ってる植物もあるみたいでちょっと楽しい。
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