俺様は、達人!!
『残念やけど 父親は、天国や…でも 最後に 心残りがあって 俺様に託した』


淡々と語り始める 達人を… 状況を… 追いかけるのに必死で 聞きたい事も忘れて 話を聞いていた


『なぁ…華…俺様が なんで 夢見せてたと思う?』


「えっ?彼氏…を作る?」



『ハハ…それもあったなぁ(笑) でも ほんまの目的は、華 自身のやり直したい事にある 昔に遡り一個 一個 見ていく 必要があったんや』


「ウチ自身?…」


『そや…華 自身 やり直したい事って 彼氏作っといたら よかった…ってだけか?父の事もやり直したいと思ったやろ?
父親は、華が あの時… 最後に 言いたい事があったんちゃうかって 心残りやったんや… 』


「父…わかってたんや…」



『他人から見たら 小さい事でも 本人にしたら 重要やったって事や(笑)』


達人の話を聞いて 華の中で 新たな 疑問が 生まれた




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