約束〜永遠《とわ》の記憶〜
俺は全ての診療が終わり、残った仕事を片付けた。
そして、りゅうのお母さんに電話をかけた。
ープルルルル
りゅう母「あら、どうしたの?」
「夜遅くにすみません。りゅうことでちょっと…」
りゅう母「りゅうの事…?」
「はい。今日りゅう診療日でもないのに病院に来たんですよ。」
りゅう母「そうなのね…」
「それで、りゅう俺に聞いたんです。あと、どのくらい?って…」
りゅう母「え…?」
「俺は、大丈夫とはいったんですけど、りゅうもういいって言って出てっちゃって…。お母さん、もう限界ですよ。りゅう気づいてますよ…」
りゅう母「そうね…」
「はい。そろそろりゅうに本当の事話した方がいいとおまいます。」
りゅう母「そうよね…主人に話してみるわ。」
「分かりました。よろしくお願いします。また何かあったら連絡します。」
りゅう母「いつも、ごめんね」
「いえ。では、失礼します。」
俺は、悩んでた。
お母さんに、そうは言ったけど、りゅうに本当の事を話していいのかを…