約束〜永遠《とわ》の記憶〜
ーりゅうー
今日は1時間目から体育だ。
朝から顔色が悪いなな
大丈夫なんか?
俺はそんな事を考えながら歩いていた。
あやか「ねえ、なな顔色悪くない?」
なな「そーかなー?」
あいと「大丈か?!」
なな「あっうん!大丈夫!!」
あやか「無理しないでね?」
なな「ありがとう!」
ななは、ニコッと笑った。
あやか「うん!それにしてもさー、1時間目から体育って…まぢだるすぎるーーーーしかも、サッカーだよー?!?!」
あいと「そーかー?俺は楽しみだけど!」
あやか「それ、あいとだけだし!ねえーりゅう?」
「俺は別にどっちでも」
あいと「お前体育一回もでてねーじゃん!!」
「だってだりーし」
あやか「私もやりたくなーーいさぼろうかなー」
あいと「やれよ!単位おとずぞーー」
あやか「それだけは勘弁…」
なな「ごめん。ちょっと先行ってて!すぐ行くから!」
あやか「え?どーしたの?」
なな「ちょっとトイレ行ってくる!」
あやか「私も行こうか?」
なな「うんん。大丈夫!すぐ戻るから!!」
ななはすこしフラフラしながあるいていった。
あやか「なな、フラフラしてるよね?やっぱ私行ってくる!」
りゅう「あやか、お前はグランドいけ。俺が行くから。」
あやか「え?!?!」
りゅう「どーせ俺サボるし」
そう言い残し俺はななの後を追った。
なな「はあ…やっぱだめだ…」
ななは、壁に寄りかかりながら階段に座っていた。
「やっぱりな。」
なな「え?」
ななはビックリした顔で俺を見ていた。
「大丈か?」
なな「あっうん!大丈夫!!」
「お前顔色悪いぞ」
なな「大丈夫!大丈夫!」
「大丈夫って顔してねーけど」
なな「ははは…」
ななは、苦笑いした。
「ほら、保健室行くぞ」
なな「大丈夫!大丈夫!ちょっと座ってればなおるから!」
「ったく」
そう言い、俺はななの横に座った。
なな「え?」
「ほら、横になれ」
俺はななの頭を膝の方に倒した。
「無理すんな。」
なな「ありがとう」
そう言い、ななは目を閉じた。
「無理すんじゃねーよ。ばーか」
そして、ななはすぐに眠っていた。
俺は起こさないようにななを抱き上げ、保健室へ連れて行った。