約束〜永遠《とわ》の記憶〜
ーななー

あれからさらに2週間が過ぎていた。
りゅうはまだ学校へ来ない。
あいとも落ち込み元気がない…


そんなある日学校から帰ると一通の手紙が届いていた。
手紙を開けると、りゅうからだった。

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ななへ


あいとに手紙なんて恥ずかしいから、ななから伝えてほしいことがある。

俺、頑張るから

今は、話せないけど必ず話すからって。


よろしくな。

  
              りゅう


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私は手紙をカバンにしまい、家を飛び出した。



ープルルルル


「もしもし?あいと?今家にいる?」

あいと「ぁあ。いるよ。どうした?」

「今から行くから!」


そう言い私は電話をきり、再び走り出した。


あいとは家の前で待っていてくれた。


あいと「なな、どうした?!?!」

「これ…ハアハア」


私は息を切らしながらカバンから手紙を出した。


あいとは受け取り中身をよんだ。


あいと「なんだよ、これ…」

「わからない。でも、りゅうくん今すっごーく頑張ってるんだとおもうよ!!」

あいとは静かに涙を流していた。




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