約束〜永遠《とわ》の記憶〜
ーななー
そっか…
りゅうくん、好きな人いたんだ…。
私は家に帰り静かに泣いた。
やっと会えたと思ったのに、気持ち伝えようと思ったのに…
想いを伝える前に、私の初恋は終わった……。
ー次の日
泣き腫らした目をなんとか化粧で誤魔化して学校へ向かった。
学校では元気に振る舞っていた。
あやか「ななー?今日どうしたの?目も腫れてるし…」
「ぁあ。昨日雑誌読んでたら寝るの遅くなっちゃって…」
あやか「ふーん。なんかあったらいつでも話してよね?」
「ありがとう」
やっぱりあやかにはお見通しだった。
それから私は、何もなかったかのように振る舞い続けた。