約束〜永遠《とわ》の記憶〜
ーりゅうー


ーコンコン


「失礼します。」

「ちょっといいですか?」

担任「ぁあ。りゅう、先に進路指導室へいっててくれ。」

「はい。」



しばらくすると担任が入ってきた。


担任「わりぃー待たせたな。」

「いえ。先生、お願いがあります。明日の6時間目のホームルーム俺にすこし時間くれませんか?」

担任「ぁあ。いいが、どうした?」

「俺、明日で学校辞めます。」

担任「は?!?!」

「俺もう、限界っす。」

担任「どう言う事だ。」

「先生には、先に話しておきます。俺、退院した日余命宣告されたんです。あと半年って。だから、俺の余命は残り1ヶ月なんです。」

担任「おい。わるい冗談はやめろ」

「冗談じゃないっすよ。」


担任は信じられないとでも言いたげな顔をしていた。


「だから、最期にみんなとお別れがしたいんです。そん時にちゃんと話します。全てを。」

担任「…わかった。」

「ありがとうございます。」


俺は頭を下げた。
そして、ドアを開けた。

担任「りゅう!」


俺は振り向いた。


担任「死ぬな。生きろ」


俺は、一度微笑み教室へ戻った。


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