あなたの手で

私は、
敬一の為にできることを全てやろうと思った。

敬一の願いを叶えることができなかったから…。

私は、大学に連絡を入れた。

『家庭の事情により、しばらく休みます。』

と…。

私は結構、単位とかも取れていたので、教授はすぐに承諾してくれた。


友達は心配してくれた。

「休むっていつまで?」

とか

「大丈夫なの?」

とか…

私は大丈夫だよ…

心配なのは、

敬一だよ…

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