あなたの手で

私のせいで弱っていく敬一に後悔ばかりが、

私の頭を支配する。
私のせいで…。

私が敬一に最後に投げかけた言葉は、

『敬一なんて、大っ嫌い!!』

最低最悪な言葉を投げかけた…。

敬一のバカ…。

なんで目を覚ましてくれないの?

これじゃ、謝れないじゃん…

言葉を訂正することができないじゃん…
大っ嫌いなんて、

ウソだよ…

大好きなんだよ…

どうしようもないくらい大好きなの…

もう伝えることもできないの?

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