恋味甘い【短編集】
かぁぁぁぁっ


ほんの一瞬だったけど、あたしの唇に体温が触れた。


「ほらっいくぞっ!!」


「あっうん!」



いっつもあたしの一歩前を歩くけど、今日だけは並んで歩く。


いっつも突然で。



一緒に帰ることになったら、急に告白されて。


かと思ったらキスをされて。。




でも何だかんだ言ってあたしは…



こんな俺様君がすきで。

だって、あたし知ってるから。




告白されたときも、キスしたときも、平然を保ってるけど、顔を真っ赤にしてるって。



「奈々。」


「何?」



「明日何も用事ないだろ?遊園地いくぞっ!」


またあたしの返事を聞かないで




でも、また俊哉の笑顔を見たら、勝手にうなずいていた。





そう♪だってあたしは―



俺様俊哉が好きなんだもん。


ね?







私は俺様彼氏がお好き【完】


< 34 / 68 >

この作品をシェア

pagetop