恋味甘い【短編集】
ボッシャーン..


−!!





『おいバカッ』


まだ深くないところだったので、すぐ先生に助けられたけど、あたしはまだ咳き込んでいた。



『ったくなぁ…』







先生・・・今、目反らさなかった?しかも顔赤いよ?


『織愛、桜川からタオル借りてこい。』






…あ

あたしの服、水で透けてる…




先生、あたしのこと意識してくれたのーー?


『織愛ちゃん大丈夫?おいで!!』



言われるままについていき、タオルにくまる。



ヤバい。まだ顔赤い。

恥ずかしいのと、ちょっぴり嬉しい気持ち




『バカじゃね?』


!?



『連っ
なに…よ?』


『お前、なんか勘違いしてるんじゃね?』


『なにが?』



『織愛は、八巻が透けた服を見て赤くなってるのを、自分に好意をもってるって思ってるかもしれないけど…』























『それってただの変態だろ?』











『−っ




先生は変態じゃないわよー!!』







気づいたら、連にタオルを投げて、走って逃げた。
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