恋味甘い【短編集】
最悪。。
やっぱり連となんて、来たくなかった。
最悪ーっ!!
『バァッカ野郎ー』
『な・何だよ?』
−っ?
八巻先生..
『あ、あの…さっきはすいませんでした。』
『あはは。やっぱり面白いなぁ』
そう言って頭を撫でてくれる。
『寒くなかったか?』
『あっうん。』
ヤバい…ドキドキしてる。
『せっ先生っ』
『ん?』
伝えたい..
伝えなきゃ。
『先生ー』
『だから何だよ? 笑』
『好き。』
『え?』
『先生のことが好き。』
『ーっ』
しばらく無言が続く。
痛い。
無言の時間が痛い。
先生・・・ !!
『ははっ冗談がキツイな』
『−っ子供扱いしないでよ!!』
あたしは
本気だから−
『ふぅ』
先生は苦笑いをしながら、ため息をする
『ごめん。やっぱり織愛は生徒にしか見えなくて…』
−
『そっか..ありがとう』
本当は泣き叫びたかった
でも、なんか悔しいじゃん?
だから、精一杯の笑顔でお礼も言った。