恋味甘い【短編集】
1・10・100…



452円!?

どんだけだよ…

あたし。



でも、取られはしないよね!!?

カツアゲされている風景が目に浮かぶ。。




「誰もこんな少ないなら、取らないよねっ!」

「誰が?」



―っ!?




美咲は…こんな低音じゃないよね?


まさかー



そっと、振り向くとそこには、俊哉君がいた。

「あれ…みんなは?」




教室の中には、私と俊哉君しかいない。


まさか、グル!?



はめられた!?!?

心の中でムンクの叫びのポーズをする。



「はぁ?みんなとっくに帰ったぜ。」


なんですとっ!?



「それに、お前の友達、お前の事呼んでたのに、無視してたし。」


マジ?


ごめ〜ん。美咲ぃ!


「つーことでっほら行くぞっ!」


「は、はいぃ!?」



―デンジャラスな日々の始まりが音なしでスタートする。



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