きっとこれは眠れない恋の証明。







───… こうして私は羽水社長に許可を貰い、私は芝波社長の秘書として芝波プロダクションに勤める事となったのだった。



「あの、でも、悪いです。羽水社長から早瀬さんを取っちゃうような事やっぱり…」

「いーからいーから、俺も可愛い部下には旅をさせたいし。それにこっちにも肩書きにこだわって社長秘書って椅子をギラギラ狙ってる奴がいるしさ。ね?」


…申し訳ないから大丈夫だと両手を振る芝波社長に、半ば強引に羽水社長が丸め込むような形になった事は否めないが。


仕事自体は、同じ芸能プロダクションの社長秘書の仕事という事でその内容には羽水プロに勤めていた時と大きな違いはなく、すぐに順応する事ができた。
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