きっとこれは眠れない恋の証明。

proof 14

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検査、検査、検査。
様々な精密検査をいくつも受け、その上で幾日かの療養が必要だという事で、京が退院できたのは、京が目を覚まして2週間後の事だった。




「おい、無理をするな。昼食の支度なら俺がするから」

「ちょっと、京は黙って座ってて。だから私だって京が眠ってた一年間で料理の練習頑張ったって何度も言ったでしょ」

「はぁ？何言ってんだ、初耳だぞそんな話」

「言いましたー、病室で全然起きてくれない京に私はずっと報告してたもん」



私が包丁を持ったりフライパンに火をつけるだけで色々とうるさい京とちょっとした口論になりながらも、私はなんとか一人で昼食を作り終えた。

京の意識が戻って退院出来たら、まずは私の家で京に料理を振る舞ってあげたいとずっと思っていたのだ。