twilight sinfonia
「瀬那は絶対いいの作るってわかってるからさ。
……あっ、別にハードル上げてるわけじゃないよ?信頼」
「わかってるよ。んで、どんなの作る気?」
「えっと、今回2曲をペアにする形にしようかなって。
この話深優にしたときに、2人で罵り合いしてほしいって言われたから」


わかりやすく言うと、お互い嫌いなとことか、好きなとことか、思ってることとか、リスペクトしてるとことかを全赤裸々に綴って曲にするってことらしい。


「……言っとくけど、絶対黒歴史になるからな?」
「それを承知で。どう?」
「いーよ、別に。その代わりガチで黒歴史作るぞ?」
「もちろん、どんとこいだね」


結果、始める前から納期間近の曲を1曲追加することになった。


とにかく、今から休憩のつもりだったし、部屋を出て、上の階に上がる。


……とは言っても仕事で誰もいないけど。


俺は冷蔵庫を開けて、氷を取り出す。
で、いつもの流れでアイスコーヒーを作って、ソファに座った。
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