twilight sinfonia
◇ ◇ ◇


あんな不純な日から、2年弱。


「かんぱーいっ」
「かんぱーいっ」


夕方。焼肉屋。網を囲んで、みんなでジュース片手に今月のお疲れ様。


毎月、恒例になってきたやつ。


今では【twilight】に入ったこと、全く後悔してないし、なんなら、俺に勇気を出させてくれるきっかけになったから、瑠南にもメンバーにもめちゃくちゃ感謝している。


「あー今月も頑張ったーっ!」
「確かに、今月の仕事数1番多かったのは深優だね」
「でしょでしょ〜っ、深優今までで1番頑張った気するもん!」


瑠南の横で嬉しそうにはしゃぐ深優。
なんだかんだ、反対側には快斗。


瑠南の正面にはいつも通り瀬那で、その隣が俺。
トングを持って永遠肉を焼き続ける係。


「深優がんばったね、えらい偉い」


深優の頭を撫でる瑠南とそれに満足そうに笑う深優。
しれっと深優の皿にタレを流し込む快斗。
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