twilight sinfonia

《22》

あれから数日。
眠気が完璧に晴れたって言えるわけではないけど、何せ次の日から1人で寝るのは変わらなかったから。


でもまぁそれなりに回復して、いつも通りのいい調子でフェスもいくらかこなして。


今日はtwilightの定期会議の日。


結構定期的にひっそりとしている、会議。
いつも通りの席にいつも通りの準備で。


「えーっと、会議の前に。俺からお話」


少しだけ、空気の違う琉星。


「話？」
「そう、今後に関わること」


誰よりも先に食いついたのは深優。
いつも通り、しっかり髪をツインテールにまとめて、練習着を着ている。


「えーっとですね。
俺、いろいろ悩んで、結構考えたんだけど」


少し、みんなに緊張が走る。
こういう切り出しをされたことがない私たちはいつもと違って黙り込んで、ピリッとした雰囲気が流れる。