twilight sinfonia
「もういい……。いや、よくないけど……もういい」
「なんなの?」
「だからもういいって。また次の機会でいい。
流石にメンタル来る」


瀬那はそう言って、結局窓の外を向いてしまった。


……このタイミングでそんな言いにくいこととかある?


勉強したくないとか?いや、それなら別に言えばいいじゃんね?
いつも私が勉強してたって先にベッドでゴロゴロしてるわけだし。


じゃあ何?
仕事したいとか?
私が勉強したいって言ったから気を遣って言い出せなかったとか、あるかな?


……いや、そう言う仕事の話は物怖じしないで言い出すタイプだし。瀬那のことだから私が病んでても絶対言い出してくるよね?


……。


あとは……。



こく、はく……とか。


いやいやいやいや、ないでしょ、ないない。
だってムードないよ?メンバーいるし、なすちゃんだっているわけだし。
そんなことあるわけない。
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