twilight sinfonia
「変態」
「変態で結構。欲しいならいくらでもしてやるけど」
「いーらーなーい……ていうか……」


今更、ヨリを戻して何か変わるのかって言ったら、ほとんど何も変わらないだろうけど。


仕事中はちゃんとメンバーとして、仕事仲間として、だし。
元々が割といちゃついてた節があるっていう自覚はあるし。


強いて言うなら、キスとか付き合ってないとできないようなことがちょっとくらいできる。
ピアスも、付けれる。


「何?」
「……琉星、起きてる」
「は?」


瀬那はふっと琉星の方を見た。


「なーんでバレちゃったかな」
「なすちゃんが琉星の方見て笑ったから」
「あー……目線見てるとか、さすが瑠南だね」
「そりゃ見るでしょ。警戒してるし」


恥ずかしいじゃん。
起きてるの知った瞬間に、あっ、深いやつは絶対ダメだって思った。
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