twilight sinfonia
私は一度LINEを閉じて、電話の履歴を確認する。
LINE電話からかかってきてる、お昼間の……だいたい3時くらい。
……あっ、15時02分。この人だ。
『なつめ』と表示された1つ。名前だけじゃこの人が女かどうかなんてわからないけど……なんとなく女の香り。
LINEに戻ってなつめさんを探す。
履歴の5番目。
なすちゃんと、仕事関係のモデルの女の子たち、私の知っている名前ばっかり。その履歴の下に、『なつめ』の文字。
少し迷ってからタップすると、ちゃんと3分くらいの通話をしているこの人で、きっとあたり。
「瀬那。この人誰……?」
「ん?快斗の歌い手仲間。あのー、なんだっけ。いおんくん?こないだのライブで交換してきた」
「ふぅん……女の子、だよね?」
「ん、まぁ」
瀬那はさりげなく放置された私のスマホを手に取ると、『この先の連絡は瀬那経由でよろしく』と送信したのち、しれっと玲兎をブロックしていた。
LINE電話からかかってきてる、お昼間の……だいたい3時くらい。
……あっ、15時02分。この人だ。
『なつめ』と表示された1つ。名前だけじゃこの人が女かどうかなんてわからないけど……なんとなく女の香り。
LINEに戻ってなつめさんを探す。
履歴の5番目。
なすちゃんと、仕事関係のモデルの女の子たち、私の知っている名前ばっかり。その履歴の下に、『なつめ』の文字。
少し迷ってからタップすると、ちゃんと3分くらいの通話をしているこの人で、きっとあたり。
「瀬那。この人誰……?」
「ん?快斗の歌い手仲間。あのー、なんだっけ。いおんくん?こないだのライブで交換してきた」
「ふぅん……女の子、だよね?」
「ん、まぁ」
瀬那はさりげなく放置された私のスマホを手に取ると、『この先の連絡は瀬那経由でよろしく』と送信したのち、しれっと玲兎をブロックしていた。