twilight sinfonia
「一回だけ見せてもらったことあるけど、2人くらいしか知らん男の名前なかったし、別にいいかなって。
男と交換したら自己申告してもらうようにしてた」


はぁへぇと変に感心している。
何かもの言いたげな快斗だったけど、そこに瑠南が帰ってきて話は終了。


そういえば琉星はどこに消えたんだろうか。


「なんの話?」
「いや、別に」


そう答えると瑠南はふぅんと言って、俺の隣に座る。
スポドリをぐびぐび飲んで、フゥッと息をついてボーッとグラウンドの真ん中を見つめる。


「今日は、お祭りの雰囲気だねぇ」
「だな」
「誰が一番告白されるだろ?」
「琉星が一番万人受けしてるよな」
「確かにいい顔してるもんね」


twilightの中で一番化てるのは琉星。
すごく爽やかなリーダーをしているけど実際エゴサしまくりのメンヘラだから。


「昼からの企画、あれって何回戦ある?」
「3回戦」
「あー。最低3人は犠牲かぁ……」
「犠牲って……一応あれPR企画だから」
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