twilight sinfonia
それから2時間、途中で眼鏡をかけてゲームをやり切ると流石に夜だった。
落とし作業を終えた琉星は私の代わりに編集済み動画をくっつけて調節してくれちゃって、結局最後は私、遊んでるだけだった。


「輝星くん強くない?」
「1人で毎日してるんで」
「そりゃ強くなるわ。え、すごい」


ボロ負け……というかもう惨劇。
なんだろう、戦場なの?ってくらい。


帰る運びになった時、思い出したように輝星くんはスマホを取り出した。


「写真、いいですか?あげたいなーって」
「あ、いいよいいよ、私も撮りたい」


個人的に!!
……いや、私情にしちゃうとお金払ってないから申し訳ない。ちゃんとSNSにあげます。ほら、これなら合法っぽくない?


輝星くんは内カメにしてスマホを持つ。
私は輝星くんの隣で口を膨らませてあざとくポーズ。
今日はメイクしてないからほとんど目を開いてないショット。


個人的にアイラインを引いていない目って小さすぎて開いてるといつもは化けてるんだなってバレちゃうから。
描いてたら目おっきいんだけども。
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