twilight sinfonia
タイミングで良いのか悪いのか、ちょうど机の上に投げ出した俺のスマホがなった。
どうやらなすちゃんがついたらしかった。
「……帰ろ」
「うん」
俺は深優の手を引いて、楽屋を出てエレベーターに乗り込む。
「あんまさ、恋人ごっことかしないでね、あいつと」
「そんなことしてないよ。蒔唯くんが仲良くしてくれてるだけだもん」
「……いいじゃん、まだ。今は俺だけじゃダメ?」
「誰もそんなこと言ってないよ」
深優はニコニコして、俺を見つめている。
付き合ってないのに、こんなことをする関係なんて絶対良くないのはわかってる。
でもさ、フラれるのがオチなんだよ。
「私には婚約者がいるから無理」って、言われるに決まってる。好き嫌いすらも、言ってもらえない状態で。
て言うか明らかに深優は俺のことが好きなはずなんだよ。
そうじゃなきゃ、キスされても、襲われても、俺の家に来るなんておかしい話じゃん。
じっと、深優を見つめ返す。
エレベーターの扉が開く寸前、俺はまた深優にキスを落とした。
どうやらなすちゃんがついたらしかった。
「……帰ろ」
「うん」
俺は深優の手を引いて、楽屋を出てエレベーターに乗り込む。
「あんまさ、恋人ごっことかしないでね、あいつと」
「そんなことしてないよ。蒔唯くんが仲良くしてくれてるだけだもん」
「……いいじゃん、まだ。今は俺だけじゃダメ?」
「誰もそんなこと言ってないよ」
深優はニコニコして、俺を見つめている。
付き合ってないのに、こんなことをする関係なんて絶対良くないのはわかってる。
でもさ、フラれるのがオチなんだよ。
「私には婚約者がいるから無理」って、言われるに決まってる。好き嫌いすらも、言ってもらえない状態で。
て言うか明らかに深優は俺のことが好きなはずなんだよ。
そうじゃなきゃ、キスされても、襲われても、俺の家に来るなんておかしい話じゃん。
じっと、深優を見つめ返す。
エレベーターの扉が開く寸前、俺はまた深優にキスを落とした。