君と僕の音楽
優「みんな!今日は最高の一日をありがと!」
わぁぁぁぁぁぁ!!!!!!


3年前

ただただ毎日つまらない同じことを繰り返す毎日で嫌になってく

キーンコーンカーンコーン

優「やっべ!遅刻!」

早く教室に行かないと!と急いでたところにはクラス1の人気者の夏がいた

クラスは同じなのに話したことないし人気者だから毎日が楽しんだろうなとか思ってたら

夏 「優!?急がないと間に合わないよ!」

優「あ、う、うん」

びっくりしたあの夏が俺に話しかけて来るなんてしかも呼び捨て

そう思いながらも急いで教室に向かった

夏「おっはよー!!ギリセーフ!」

女友達「おはよ夏!!ギリセーフだね‪笑」

男友達「お!夏きた!遅せぇから来ないかと思ったよ笑」

こうやって夏にはみんなが話しかける俺が教室に入っても誰も気には止めない止めてもらったら逆にやだ

健「おはよ、優お前が遅刻ギリギリなんて珍しいな」

こいつは俺の仲のいいまぁ親友ってやつ?
大畑健(おおはたたける)ってやつ軽音部でベースをやってる俺と真逆の性格で明るくて友達も沢山いる

優「おはよう、ぼーっと歩いてたらギリギリになってた」

健「なんだそれ笑あ、優、俺たち新しい曲出来たんだけど聞きに来いよ」

優「やだ」

健「なんでだよ〜お前いつも来てくれないじゃん聴いててやだって思ったら帰ってもいいから!」

優「はぁ、わかったよ、アイス奢れよ」

健「はいはい(笑)」

そして俺たちは毎日同じようなことを繰り返す
静かに授業を受けてクラスの明るいヤツらまぁ陽キャってやつがうるさくして笑って時間がすぎてくそして放課後

優「めんどくさ」

とか思いながら健のところに行くガラガラ

健「お!優!来たな!準備するから待っててよ」

優「りょ」

健「よし!始めるか!っとその前に軽音部人数少ないから紹介しちゃうわ」

そんなこといいのにと思いながら聞いてた

健「まずドラムは愛(あい)!2年B組だよ!」

愛「よろしく!」

健「そんでギターが龍(りゅう)2年C組」

龍「よろしく」

健「次はキーボードが花(はな)!2年B組」

花「よろしくね」

健「そしてそしてこの軽音部にはなくてはならない存在!ボーカルの夏!!夏は同じクラスだから知ってるよな」

夏「よろしくね!って言うのもなんか変だね‪笑」

優「よろしく」

健「それじゃあ聞いてくれよ!夏と龍が作った曲!」

歌が始まったとたん全員の表情が変わったすごいって思ったみんなが楽しそうだったでも何よりビックリしたのは夏の歌声透き通った綺麗な声だったずっと聴いていたくなった
歌が終わったとたんみんなが俺を見た

全員「どうだった!?」

優「すごく良かったよ」

健、夏「ほんとに!?」

優「お、おう」

みんなが嬉しそうだった
みんなを見ていたら夏がこっちを見て言った

夏「優!せっかくだしなんかベースとか弾いてみたら?」

優「え、遠慮しとくよやった事ないし」

健「嘘つけ!お前の家楽器だらけじゃん!」

夏「え!?そうなの!」

優「ん、まぁ」

全員「聞きたい!」

そう言われながら俺はベースを取った
でも手が動かなかった

優「やっぱり俺には無理だごめん帰るよ」

みんながこっちを見て驚いた顔をしていた

メールで健がいってくれた

健(優ごめんな嫌だったよなほんとごめんもう平気かと思ったんだいつかまたベースを弾いてくれる日を待ってるよ
また明日学校でな!)

昨日の事を忘れようと思いながら学校に言ったら
後ろから

健「よ!優おはよう!」

優「おはよう」

健「今日あっちーな」

と他愛もない話をしながら俺たちは教室に向かう

健「みんなおはよ!」

みんな「お!健!おはよ!」

俺たちは席について話していると夏が教室に入ってきた

夏「おっはよーーーー!!」

みんな「おはよ!!今日も元気だな(笑)」

夏を見ていたら目が合ったそのまま真っ直ぐ歩いてくる

夏「優!!昨日はごめんね」

優「あ、いや、俺もごめん」

夏「許してくれる?」

優「え、あ、う、うん」

夏「ほんとに!?じゃあ仲直りの握手」

俺は戸惑いながらも握手をした

それから2ヶ月軽音部から聴きに来ての言葉は来なくなった健からも言われなくなった

たまには自分からと思いながらも軽音部の部室に行くドアを開けた瞬間みんなが俺を見た
驚いた顔をしていた

全員「優!」

と声を揃えて言った

健「優じゃん!なんで!?なんで!?」

愛「優くん!」

花「優さん!」

龍「なんで!?!?」

夏「優から来てくれるなんて!?」

みんながすごい笑顔で俺を見ていた

龍「丁度俺と夏が新曲を作ったんだ歌詞渡すから見ながら聞いてくれよ!」

そして歌が始まった相変わらず一人一人の個性が出てる気づいたら俺も歌ってた
歌が途中で終わった不思議に思いみんなを見ると
俺をぽけっとしながら見ていたら

健「え!?優歌上手すぎ」

優「え?」

夏「上手すぎだよ!」

愛、花「ビックリした」

龍「綺麗にハモってたな」

優「え!?いや、え?あ、ありがとう?」

全員「戸惑いすぎ‪笑笑」

とみんなで笑い話していたら

7時を回っていた

先生も

先生「お前らもう7時回ってるぞ早く帰れって片付けしてないのかよ2人くらい残って少しは片付けろ」

俺達はみんなで片付ければ早いのにと言いながらもジャンケンをした

健「じゃあ夏と優片付けよろしくな!」

夏「任せろ!速攻終わらすわ笑」

龍「夏駅前の公園でも待ってる」

夏「ありがと!じゃあみんなバイバイ!」

と2人で残されて片付けを始める

夏「なんかこうして2人でちゃんと話すの初めてかもねいつも優あんまり喋らないから話しかけられるのが嫌なのかと思ってて話しかけられなかった」

優「夏さんでもそういうの思うんだね」

とか言った瞬間夏が笑いだした

優「え?俺何か言った?」

夏「いや笑笑ごめん笑なつさんって言うからさ」

優「え?」

夏「ちゃんと話したことないから仕方ないのかもしれないけど同じクラスなんだからさん付けなくていいじゃん!」

優「じゃあなんて呼べば」

夏「なつ!って呼んでよ!」

優「なつ?」

夏「そう!」

と嬉しそうに言った

夏「あのさ聞いてもいいのか分からないけど
どうしてベース引かなかったの?」

優「ただあれは初めてで分からなかっただけ」

夏「うそ」

優「え?」

夏「嘘下手すぎそんなのおかしいでしょ健も優の家には楽器が沢山あるし初めてならあんなにスムーズにモテないよ!なんか弾きたくない理由あるの?」

優「俺も弾きたい」

夏「え?」

優「けど弾けないんだ」

俺には7歳上の兄がいる名前は優吾(ゆうご)
優しくて面白くてベースと歌がすごく上手い最高の兄そんな兄に憧れてベースや歌を俺もならい始めた毎日が楽しくて兄と一緒に歌って演奏してそんな歌を暖かく聞いてくれた家族もいて幸せだったでもそんな毎日を一瞬で壊すものが出来た
俺の発表会に兄が来てくれると言ってくれて張り切ってたでも兄の姿はなかった怒りながら家に帰ると泣きながら俺を車に乗せて病院に着いた
向かった先は傷だらけで酸素マスクをつけている兄だった発表会に行く途中車に引かれたらしい
俺は兄に近ずいた兄が弱い声で「発表会行けなくてすまない俺はベースもう歌ももう聞かせることは出来ないけどお前は弾き続けて歌い続けろ」と
そう最後に言った
それから俺は兄の願いを叶えさせてやりたくて
ベースを手に取っただが持った瞬間兄が出てくる
俺がベースや歌をやってなかったら兄は死なずに済んだのにと思ってしまいベースを引くことが出来なくなった
それを夏に伝えたら夏は泣いていた

優「夏?」

夏「ごめん」

優「え?」

夏「いいお兄さんだね」

気付いたら7時半こんなに話していたんだと気づき学校を出た

優「あのさ」

夏「ん?」

優「龍さんと付き合ってるの?」

夏「え!?なぜ!?」

優「さっき龍さんが待ってるって言ってたから」

夏「あ〜ただの幼馴染みだよ!」

優「あ、そうなんだ」

夏「ふふ」

優「なつ?」

夏「あ、ごめん笑笑前まで全く話してくれなかったのにな話してくれるようにったから嬉しいの」

優「あ、確かに」

夏「優、イケメンなんだからもっと明るくなればいいのに!」

優「え?」

夏「あ、もしかして自分がイケメンだって気づいてないな!有名だよ隠れイケメンって‪笑笑」

優「なつはもう明らかに有名だもんね」

夏「え?」

優「なつも人のこと言えないよ美人のくせに」

夏「なにそれー笑笑」

優「はいここだよね?龍さん待ってるところ」

夏「あ、うん!って一緒に帰ろうよ!」

優「いや、俺の家駅の真逆だからさ」

夏「え!?送ってくれたの!?」

優「え?うんまぁさすがに暗いしさ」

夏「そっか!ありがとう!また軽音部見に来てね!」

とそう言って手を振ったなつは俺の兄の話を聞いて可哀想は言わなかった普段どうりにしてくれた

< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop