僕の1番大切な人【リニューアル版】
僕の迷い
『あなたが好きです。ずっと一緒にいたい』


そんな風に言えたなら、どんなに楽だろう。


最近の僕は…


気がつけばため息ばかりついている。


何気なしにふと空を見上げる…


とても綺麗な空だ。


吸い込まれそうな程、真っ青な空。


なのに、僕はまた、ため息をつく。


まるで、毎日、背中に何か重たい荷物を背負っているみたいだ。


僕はこの先も、ずっとこんな気持ちのまま、進み続けなければならないのか…


もう、どうしようもなく…


この人生を恨んでいる自分がいる。


この21年間を振り返ってみても、特に大きなトラブルもなく、順調に過ごしてきた。


僕は…きっと、いわゆる優等生…だったのかも知れない。


小学生の頃から高校まで続けていたサッカーも、ずっとレギュラー。


キャプテンもやっていた。


成績も…いつも良かった。
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