僕の1番大切な人【リニューアル版】
突然の約束
次は、別々の授業だった。


ユウに、早く会ってもらいたいな…


長い授業がようやく終わって、僕は、すぐに、友達を紹介したいって、姉さんに連絡を入れた。


姉さんは、喜んで、僕らを家に招待してくれた。


改めて、ユウと約束して、2人で訪ねたら、兄さんがいた。


少し、驚いた。


『兄さん、今日、仕事は?』


『今日は思いのほか早く済んだんだ。ユウ君、久しぶり』


『お邪魔します、お兄さん、本当にお久しぶりです』


ユウ、丁寧な言葉も使えるんだな、改めて思った。


『はじめまして、ユウ君?凌馬君の義理の姉に当たります、愛美といいます。よろしくね』


義理の姉…


これも好きじゃない言葉だ。


『ユウ君、相変わらずイケメンだな、女の子にモテて仕方ないだろ』


兄さんが、笑って言った。


『お兄さんみたいなタイプの方がモテるんじゃないですか?愛美さんも心配ですよね?』


ユウ…
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