僕の1番大切な人【リニューアル版】
『姉さんは、兄さんの奥さんじゃないか、そんな人に告白なんて、出来なかった。出来るわけないだろ。姉さんは…兄さんのこと、本気で愛してたんだ、なのに、なんで浮気なんか…』
悔しい。
兄さんを慕ってきた思いが、僕の中で一気に崩れた。
そして、僕は…
気がついたら、兄さんを殴っていた。
兄さんは、それでも、黙っている。
痛そうにしてる兄さんを見て、なんだか、すごく悲しくなった…
兄さんを尊敬してるのに、姉さんを好きになって、ユウのこともよくわからなくなって、なんやかんや言って、一番悪いのは、僕じゃないか…
なのに、兄さんを殴って…
だけど、謝りたくはなかった。
『わかった、兄さんの好きにしたらいい』
僕が、部屋を出ようとした時、兄さんが言ったんだ。
『愛美は、駅前のホテルに泊まってる』
悔しい。
兄さんを慕ってきた思いが、僕の中で一気に崩れた。
そして、僕は…
気がついたら、兄さんを殴っていた。
兄さんは、それでも、黙っている。
痛そうにしてる兄さんを見て、なんだか、すごく悲しくなった…
兄さんを尊敬してるのに、姉さんを好きになって、ユウのこともよくわからなくなって、なんやかんや言って、一番悪いのは、僕じゃないか…
なのに、兄さんを殴って…
だけど、謝りたくはなかった。
『わかった、兄さんの好きにしたらいい』
僕が、部屋を出ようとした時、兄さんが言ったんだ。
『愛美は、駅前のホテルに泊まってる』