完璧王子の裏の顔。
ごめん銀河……忘れちゃって。あの時はあんなに大事な存在だったのに…
私が銀河のことを忘れたせいできっとたくさん傷つけちゃったよね。
だけど記憶が戻った今、あの頃よりも好きで溢れてる。
「…銀河、好き」
そう呟いた時、私の頬に大きな何かが合わさった。
「──知ってる」
そう言って笑ったのは銀河だった。
「お、起きてたの!?いつから!?」
「んー、……最初から?」
えー!?寝てなかったんだ!目閉じてたのに!
「好きだって言われたからには、俺も黙ってらんねーな」