完璧王子の裏の顔。





この手…恥ずかしいよ〜……





でも、心のどこかでまだ手を繋いでいたい、もっと近づきたいなんて思っちゃう私は相当銀河の事が好きなんだと思う。





でも、このままじゃ気まずくなるし…結局春休みの予定聞けてないし…っ!





「ねぇ銀河、春休みの予定ってもう決まってるの?」





私の質問に銀河は「んー…」と小さく唸ってから私に大きな爆弾を落としてきた。





「あー…まだ全然把握してねーな」





………………ン?





「今、なんて?」





銀河の今の発言は私の聞き間違いであってくれと神様に頼み込んでも神様はそう簡単に私の願いを聞いてはくれないようで。
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