完璧王子の裏の顔。
「なんだこれ」
袋を受け取るなり中を覗いて首を傾げる篠原君。
「は···みるくパン。何が好きかわかんなかったから」
篠原君、食べれるかな。いらないっていわれたら私が食べよ
「ふーん···俺にくれんの?」
だからそう言ってんじゃん···。
「あげるつもりじゃなければ篠原君に渡してないよ」
小さくため息をつきながら篠原くんの隣で腰を下ろした。
「それもそうだな。さすが奴隷だな」
誇らしげにうんうん頷く篠原君。
「だから!篠原君の奴隷になった覚えはないから!」