完璧王子の裏の顔。
先輩は女の子達の前ではすごく笑顔でいるけど、内心騒がしい女の子とかが少し苦手って言ってたっけ。
だから最近になってからは近くのカフェとかで待ち合わせたりするらしく、デートの日とかは近くまで一緒に行ったりする。
はぁ···小町は先輩と今頃ラブラブしてるんだろうな···一人だし、どっか寄り道してこうかな···
一人悶々していると肩をトンと軽く叩かれた。
「ふぇっ!?」
だ、誰っ!?
驚いて振り返ると篠原君がブスッとした顔で立っていた。
「そんな驚く事ねーだろ」
「う···ごめん。んで?何か用?」