完璧王子の裏の顔。






えぇぇぇぇっ!?





とっさに顔を両手で隠した。





「私ってそんなにわかりやすい······?」





右目の前にある指を左右に開いてそっと小町に聞いたらはぁ···とため息をつかれた。






「嫌って言うほどわかりやすいよ···」





そ、そんなに!?





「で?」





へ?





「何があったのか白状しなさい」





小町は話すまで逃がさないとでも言うようにジーッと私を見つめた。





「じ、実は······」





 そして私は渋々小町に今までの全てを白状した。





 「ふーん…愛深も大変ねー」
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