私とあなたの  ラブシークレット    ~番外編~

「帰るなら、愛実と一緒に、日本に帰る。
それとも、お前の住んでる場所に今から行くか?
荷物もあんだろ?」



「ある、あるけど・・・」

「なら、今から支度しにいくぞ」

へ?
待って?

「あ、それと、名字で呼ぶなよ?」

え?

「お前は俺の婚約者だろ?
名前でちゃんと呼べ」

「・・・っ」

「ま、言わずとも、日本に帰ったら
すぐに出させるけどな?」

何を・・・?

「お前を、俺の所に縛り付けておけるもの」

翔哉の所にあたしを縛っておくもの?

「翔哉っあたしの住んでる場所」

「知らないわけねーだろ」

え?

「ちゃんと、調べてあんだよ。
しっかし、京介も伊蕗さんもこんな
セキュリティーの甘いところによく住まわせたよな」

「え?」

「何?」

「あたし、言ってないもん。伊蕗にぃにも京にぃにも
ここに住んでること」

「いや。あの兄貴2人だ。知ってるだろすでに」

え、えぇ!?

部屋に入ってすぐに
部屋の中を確認している翔哉
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