私とあなたの ラブシークレット ~番外編~
「ベッドはいらねぇだろ」
「え?」
「帰ったら、”一緒に”寝るんだから」
そう言われた瞬間に顔が赤くなるのが分かった
「顔真っ赤」
「う、うるさいっ」
荷物を片し終わったあたしは、
荷物を日本に運ぶものと、売り払ってしまうものに
売り払ってしまうものに関しては
すぐに業者さんが来てくれて、お金に換金してくれた
空港まで、この大きな荷物を
借りてきたフェラーリに乗せてきたのはいいけど
「すげ」
こんな人ごみなの?今日
そんな中でも、普通に日本行きのチケットを取って
飛行機に乗って、7時間という短い時間を
雲の上で、翔哉と過ごすと思わなかったけど
「何だよ?」
「な、なんでもない」
そんなに、見てないと思ってたんだけどな
「ふーん?」
「何よ?」
「あんまり見んな。仕事がしづらい」
「~~~っ」
そう言えば、眼鏡姿なんて見たことなかったかも
仕事の時には、眼鏡をかけてんのかな?
スマホをずっと見ながら何かをしているらしき翔哉